大腸がんの検診で使用される検査治具の特徴

日本では1990年以降、40代の働き盛りの世代を中心に悪性腫瘍を患う方が増加をしています。一般的にはガンと呼ばれる病であり、2020年に厚生労働省が調査をしたところ、年間で約70万人もの方が罹患をしていることが明らかとなりました。以前は不治の病と称されることもありましたが、医学が目覚ましい進歩を遂げたことで約80パーセントの割合で10年以上の生存を実現できます。いろんなガンがありますが、そのうちの大腸がんに至ってはとくに50代以上の方が患いやすい傾向です。

そこでここでは、大腸がん検診で使用される検査治具についてスポットをあてて解説をしていきます。厚生労働省では2001年から、特定検診のなかに盛り込んだ検査となっており40代以上であれば毎年無料で受けることが可能です。内視鏡を用いて大腸の状態を確認するのですが、検査治具としてマイクロスコープというものを使用するのがポイントとなっています。簡単にマイクロスコープの特徴を述べると、約5ミリ程度のカメラが先端に取り付けられており、直接腸内を確認することが可能です。

一般的なカメラとは大きく異なり、シリコン状の形状になっています。デリケートな箇所に挿入をするため、なるべく粘膜を傷つけないようにと配慮をしているわけです。検査治具の特徴はどれも医療器具として生産をされている点です。そのため、検査治具は使い捨てで1度きりの使用と制限をされている点となります。

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