昨今は日本はもちろんのこと、アメリカや中国・ロシアといった大国で宇宙開発事業が活気を帯びるようになりました。ロシアに至っては毎年10回以上もの回数で宇宙船を国際宇宙ステーションに送り届けており、世界最大のスペース計画を実行している国です。2021年には民間の日本人もこのステーションに滞在をしており、ロシアの尽力によって実現をしました。スペースシャトルは通常、大きなエンジンに取り付けられて上空に打ち上げるのが基本です。
約1500万トンもの重油を燃料にしており、計4段階の噴射を経て地球の大気圏へと突入をします。これはアメリカのNASAが開発をした技術ですが、最近はシャトル単体でも大気圏を突破できるようになりました。そのカギを握っているのが、オリジナルソケットです。ここでは簡単に、宇宙船に取り付けられているオリジナルソケットの仕組みを見ていくことにしましょう。
以前は自動車のエンジン部分に設けられていたリミッターで、最高速度を制御する働きがありました。基本的な機能は同じなのですが、宇宙船に備わっているのはリミッターではなく、安定器という役割を担っているものです。オリジナルソケットをエンジン部に備えることで、一定量の重油の燃焼をサポートすることが可能です。計4段階の噴射を同じ分量で維持することで、速度を保ちつつ大気圏外へとシャトルを送り届けられるようになりました。
この技術は日本で開発をされたものです。